はー寒いですねー。

寒い時は自転車に乗りたくないのは、全くもってごもっとも。

されど自転車の事が頭から離れないそんなナイスヒューマニズムをお持ちの方、

雑誌やカタログに目をやるのも一つですが、そんな時こそマイ自転車をメンテナンス！というのもアリでしょう。

さて今回は、自転車を組み付ける際のオススメケミカルをさらーっとご紹介していきます。

今回はFUJI STRATOS Rでを組み立てていきます。

今回は納車時に塗装をオーダー(塗装サービスに関してはコチラ）いただきましたので、シンプルなマットブラックに塗り替えました。

まずかコチラから。

■WAKO’S　スレッドコンパウンド（チューブ）100ｇ　￥2.205-

銅成分を主体とした微粉金属粒子と各種極圧剤により、高温重荷重のカジリ、溶着を防止し、錆、腐食による取付部の固着を防止します。
シール性に優れ、締付トルクを一定に保ちます。各種締付部のボルト、ネジ部に使用できます。

銅成分が主体なので色は銅色。非常に粘りのある素材です。

高トルクで締め付けるBB部にはしっかり塗っておきます。

M5のボトルゲージのネジや

Rディレーラー取り付けボルト。

ディレーラーやブレーキのワイヤー固定ボルト。

Wレバー取り付けボルト。

スレッドフォークのねじ切り部。

などなど。スレッドコンパウンドは、あらゆるネジ部に塗っていきます。

粘りある素材でネジがキレイに回っていきます。

ボルトナットは熱や風雨にさらされる事で錆や固着を起こします。

そうなってしまうと整備に大きな影響を与えますので、何かしらの予防措置が必要になるわけです。

使っていると分かりますが、元来ネジってこういう風に回りたいんだろうなー。っていう心地がします。

つづいては、

■SHIMANO　プレミアムグリス　(旧名デュラエースグリス）　50ｇ　￥1.063-

なんでも使える万能グリス、本当に万能。

これ一個あれば、とりあえずは自転車のほぼ全てがグリスアップできます。
粘度も高く、長持ち。止水性も高い素晴らしいグリスですね。

固着防止の為に、プレミアムグリスBB軸に薄く塗っておいてから。

前述のスレッドコンパウンドを塗ったクランクボルトでしっかり固定しておきます。

ヘッドパーツのベアリング部にももちろん。

上ワンにはプレミアムグリスを。

当店では、水が浸入しやすい下ワン部には、止水効果を狙うよう

プレミアムグリスよりもう少し硬めなFINISHLINEテフロングリスを使ったりもします。

もちろんフォークスレッド内

シートチューブ内もプレミアムグリスをタップリと。

お次は、ケーブル内に使うコチラ。

■WAKO’S　シリコーンルブリカント 420ml　￥1.680-

シリコーン系潤滑スプレー。高性能シリコーンオイルの潤滑スプレーです。

耐熱性・酸化安定性に優れ、長期間性能を持続します。表面の滑走性・撥水性・離型性を向上させてくれます。

ナイロンや樹脂、プラスティックに攻撃性がないので自転車の可動パーツ類に大変効果的です。

樹脂系のシーリングパーツが組み込まれているブレーキの可動部や。

ディレーラーの可動部など。

ディレーラーのバネ部には、プレミアムグリスを塗っておくことも忘れずに。

内側がナイロン素材になるアウターケーブル内にシュッと吹きつけておくのも良し。

ちなみにワイヤー類に塗るグリスも使い分けます。

シフトインナーケーブルには、

■SHIMANO　ケーブルグリス　(旧名SIS-SP41）　50ｇ　￥1.881-

アウターワイヤーと接触する部分のみ、ケーブル自体に塗っていきます。

比較的柔らかい素材。止水性はプレミアムグリスより劣りますが、よりスムーズな動きを要するシフトケーブルにはケーブルグリスを。

ブレーキケーブルには止水性の高いプレミアムグリスを使います。

プレミアムグリスも、ケーブルグリスもナイロン素材に攻撃性がなく安心してお使いいただけます。

そんなこんなを繰り返して、パシーーンと完成に持って行きます。

こういう細かいところにしっかり手をかけてあげれば、自転車は非常に良い動きをしてくれます。

ベアリング周りは専用工具が必要ですが、六角レンチで出来る内容も多々ございます。

是非一度、ご自身でもトライしてみられてはいかがでしょうかー？？

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