– 目 次 –
「モデル、価格、サイズについて」 「フレーム性能について」 「スペックについて」 「舗装を試乗した感想」 「未舗装を試乗した感想」 「FASTROAD AR2のまとめ」

京都市左京区、京都大学近くの自転車店「サイクルショップエイリン今出川京大前店別館」です！
エイリン今出川京大前店別館は、子ども用自転車（キッズ・ジュニア）。クロスバイクから本格ロードバイクを中心に展開しています！

 

＼GIANT FASTROAD AR2はYouTubeでも紹介中／

 

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2023.GIANT FASTROAD AR2（ジャイアント ファストロードAR2）

【メーカー希望小売価格】165,000（税込）
【サイズ（適応身長）】435（155-170cm）、455（160-175cm）、475（170-185cm）、495（180-195cm）
【カラー（全一色）】メタリックブラック
【基本コンポ】Shimano SORA（2×9SPEED）
【車体重量】10.3kg（M）

 

FASTROAD AR2のフレーム設計について

●低重心安定型設計なのにソコソコ走れるモデル！

FASTROAD AR2に採用されている素材は、GIANTのオリジナルアルミ「ALUXX SL-Grade」GIANTアルミの中でもミドルクラスに位置する「軽量高剛性アルミ」を採用◎

単純に同ブランドの入門アルミロードバイク「CONTENDシリーズ」よりも上位グレードの素材が採用されている点は嬉しいポイント◎

 

ジオメトリーでは、太いタイヤ幅に対応すべくチェーンステー長とホイールベースは長く
重心位置（BB DROP）はかなり深めの設計。

重心位置が低い事により、走行安定性に長けている反面では、立ち上がり等の加速が弱い事になりますね。

トップスピードまで持っていくのに時間が掛かってしまうが、スピードが上がってしまえば安定した走行が出来るフレーム設計と言えます。

 

ヘッドチューブ長は、長めをチョイス。

オールロードやグラベルロードバイクと同様にアップライトなポジション。

 

ワイヤー各種は全てフレーム内装型。

見た目がシンプルになり、メンテナンスリスクも軽減されのは嬉しいポイント◎

 

ボルト台座はかなり少なめ。ロードバイクよりもちょっと多いぐらいって感じですね。

キャリアやラック関連の取り付けは工夫が必要となりますね。なるべくバイクパッキングがお勧め。

 

キャリア・ラック系は付かないですが、サイドスタンドは可能。

※ちなみにセンタースタンドは難しそうです。

 

フロントフォークはフルカーボンフォークを採用。軽量と振動吸収に貢献◎

サイドにボルト台座は付いていますが、センターには付いていないので、サイドのみで固定するタイプであればラックもイケそうですね。

 

タイヤクリアランスは、純正時40cのタイヤ幅でポピュラーなクリアランスをキープ。

気持ち数mmはいけたとしても、40mm程度が一番良さそうですね。

 

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FASTROAD AR2のスペック（パーツアッセンブル）について

●初心者が遊び倒すのに必要十分なスペックを採用！

基本コンポはShimano SORA（2×9SPEED）を採用。

初心者にとって扱いやすく、背伸びをし過ぎない丁度良いクラス。

 

ブレーキにはTEKTRO社のフラットマウント型油圧ディスクブレーキを採用。

 

ホイールはGIANTオリジナルの「S-X2」チューブレスレディ対応が採用

ホイールの固定はスルーアクスルが採用

 

タイヤはMAXXIS RECEPTROR 700×40cが採用。

RECEPTRORは、マキシスタイヤの中でもオンロード/オフロードと汎用性高く使えるタイヤとして使い勝手のいい印象◎

更にチューブレスレディ仕様になっている点で走行性能に貢献◎

 

※FASTROAD AR2は純正の段階でチューブレスレディとなっています。メンテナンス面で心配な方は購入時にチューブドへ変更していただく事をお勧めします。

※GIANTからお借りしたFASTROAD AR2の試乗車にはMAXXIS RECEPTRORが採用されていましたが、公式のスペック表では「GIANT GAVIA FONDO AR2」と記載されています。おそらく公式のスペック表が正しいかと思いますが、ご購入前には必ず確認をお願い致します。

 

サドルは、ややクッション性の高いサドルと独自規格のDフューズ型シートポストが採用。

お尻への配慮はバッチリ◎

 

FASTROAD AR2全体のパーツチョイスでは、初心者が遊び倒す為の必要十分なスペックを搭載しているので安心度は高いと言えますね！

個人的に不満点といえば、クランクがスクエア式な点ぐらい･･･出来れば中空シャフトにしてくれていれば、文句なしって感じでしたー

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FASTROAD AR2をオンロードで試乗してみた感想

オンロード（舗装路）で試乗した感想では、ジオメトリーの所為か踏み込みはもっさりとした感触はある物の
アルミの硬さや車体自体の軽量さの効果もあってか、同ジオメトリーフレームよりはしっかりと加速してくれる印象◎

 

ただし、振動吸収性は高いとは言いにくいと感じましたね！

「サドルが柔らかい物を採用」していたり、「D-fuseを採用」「エアーボリューミーなタイヤ」「フルカーボンフォーク」と振動吸収に至れり尽くせりな仕様ではある物の
GIANTのミドルアルミフレームがスピードを出しやすい素材の反面で硬さが出ているって感じがします。

至れり尽くせりなパーツアッセンブルじゃなかったら、長距離ライドは辛いかもしれませんねー

 

ただ、スピードがある程度出てしまうと、かなり乗り心地の良さを感じるモデル◎

低重心+長めのホイールベースのお陰もあって、走行安定性はバッチリ！

 

単純に速く走れるGRAVIERといった感じですね。

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FASTROAD AR2をオフロードで試乗してみた感想

オフロード（未舗装）で試乗した感想では、アルミフレームという点で逆にスピードが出すぎて怖かったのが第一印象･･･

 

登りは、軽量で低重心という設計がメリットに働き、スルスルと登っていけるのでかなり好印象◎

 

逆に下りは、フレームの硬さと軽量さがデメリットに働き、悪路でもスピードが上がってしまう･･･

テクニックのある人であれば、問題ないのかもしれませんが、結構怖い･･･

 

次に行く機会があったら、もう少しエアーは減らしてチャレンジしようと思います💦

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2023年FASTROAD AR2のまとめ

✔上位グレードアルミフレームが採用された軽量高剛性モデル

✔フラットマウント型油圧ディスクブレーキ、スルーアクスルが採用された近代仕様

✔初心者が遊び倒すのに必要十分なスペック採用モデル

✔フルカーボンフォーク/D-fuse/柔らかめサドル/エアーボリューミーなタイヤとアルミモデルとしては振動に優しい仕様

メーカー公式にはFASTROAD AR2は「ON-ROADカテゴリ」に属し「オールロードコンセプトを取り入れた･･･」と記載されていますね。

「オールロード」って舗装であればどこでも走れる自転車って印象が強いのですが、昨今ではグラベルロードもオールロードの位置に入っているメーカーも多くなっていますね。

そうなってくると「グラベルロード（砂利道）」ってオンロードなの？？って変な解釈の違いを起こしそうですよね💦

 

ジャンルやカテゴリってメーカーによって差異があるので、鵜呑みにしないで自分でしっかりと確認しておいた方がいいですねー

 

そして、FASTROAD AR2の前のモデルである「FASTROAD SL2」とは全く違うモデルであると思っていただいた方が良いと思います！

「FASTROAD SL2」は純粋に「フラットバーオールロード」というジャンル。デコボコしたオンロードも快適に走れるサイクリング向けモデルではありましたが

FASTROAD AR2になってからより悪路（未舗装）へも対応させた設計に生まれ変わっており、逆にオンロードのみであればFASTROAD SL2の方が優秀だったかもしれませんね。

 

結論的にはFASTROAD AR2は、勾配の少ない平地メインで「砂利道等」未舗装も走り抜けるのが得意なモデルと言えますね！

インスタライブでも話しましたが、やっぱり北海道にピッタリなクロスバイクって感じがします！

 

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