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走行性能と乗り心地を高次元に両立したエンデュランスロードバイク「GIANT DEFY ADVANCED SL 1.2024」

店舗:今出川京大前店(別館)


– 目 次 –
  1. 「モデル、価格、サイズについて」
  2. 「フレーム性能について」
  3. 「パーツアッセンブルについて」
  4. 「試乗した感想」
  5. 「まとめ」

京都市左京区、京都大学近くの自転車店「サイクルショップエイリン今出川京大前店別館」です!
エイリン今出川京大前店別館は、子ども用自転車(キッズ・ジュニア)。クロスバイクから本格ロードバイクを中心に展開しています!

第5世代となる2024.GIANT DEFYシリーズが発表され、試乗車をお借りする事ができましたので、ご紹介したいと思います!!

発表から試乗車が届くまでの間、楽しみで仕方なかった新型DEFY!!

 

\DEFY ADVANCED SL1はYouTubeでも紹介中/

 

初心者の為の「DEFYシリーズの違い」について

DEFYシリーズではフレームセット違い「ADVANCED SLシリーズ」「ADVANCED PROシリーズ」「ADVANCEDシリーズ」の3種類と、パーツアッセンブルの違いで分けられています。

「ADVANCED SLシリーズ」・・・GIANTのハイエンドレースモデルと同じカーボンが採用されたエンデュランスロードバイク。抜群の走行性能と上半身への負担を最小限に抑えられた高品質モデル。ブルベ等でしっかりと走っていきたい人向け
「ADVANCED PROシリーズ」・・・フレームには下位グレードのカーボン、フロントフォークには上位グレードカーボンのMIX仕様。頻繁にサイクリングしており、長く楽しんでいきたい人向け
「ADVANCEDシリーズ」・・・DEFY ADVANCEDシリーズの入門グレード。上位モデルを継承しながらもリーズナブルに仕上げたモデル。たまにのサイクリングをもっと楽しくしていきたい人向け

▼DEFY ADVANCE 2ブログはコチラ


2024.GIANT DEFY ADVANCED SL 1(ジャイアント/ディファイ アドバンスド SL1)

【メーカー価格】¥990,000(税込)
【サイズ(適応身長)】410(155-170cm)、445(165-175cm)、480(170-185cm)
【車体重量】7.3kg(M)
【カラー(全1色)】ゴールデンヘイズ

GIANT DEFY ADVANCED SL1のフレーム性能について

DEFY ADVANCED SL 1に採用されているフレームは、GIANT上位カーボンである「Advanced SL-Grade Composite」が採用。

Advanced SL-Grade Compositeが採用されたフレームはGIANTのレースロードバイク「TCR」や「PROPEL」ではハイエンドモデルとして採用されていましたが、第5世代となるDEFYに初採用◎
トップクラスの重量剛性比を誇る、固めフレーム。フレーム重量785gとレースバイク並みの軽量性は驚き。

ジオメトリーでは、重心位置低めのリアセンターが長めといったエンデュランスロードらしい設計◎

シートステーの接合位置がポピュラーなモデルよりも低く、後ろ三角がコンパクトになっており、反応性の良さに貢献。

 

ヘッドチューブは太く、エンデュランスロードとしては短め。
トップチューブはヘッドチューブからシートチューブにかけ、細く扁平させた成型を採用◎
ステアリング剛性を高めながらも、軽量で振動吸収性の高い設計

 

シートチューブはD断面の背面が平らな形状を採用。BB付近ではかなり肉厚な成型。
これらにより体への縦振動を和らげ、ペダリングの力をしっかりと推進力に変換◎

 

フロントフォークもフレーム同様にGIANTの上位カーボン「Advanced SL-Grade Composite」が採用。

 

タイヤクリアランスでは、最大38mmタイヤまで可能。
昨今のトレンドを押さえてくれている点は嬉しいポイント◎

 

実際にフレームだけの性能であれば、エンデュランスロードとは思えないほどの推進力を持った仕上がりといえます。

また、デザインも洗礼され、エンデュランスロードの概念を良い意味で覆してくれたカッコよさがあります。

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GIANT DEFY ADVANCED SL1のパーツアッセンブルについて

メインコンポはShimano ULTEGRA Di2が採用

上位グレードとして申し分ない仕様◎

 

ホイールはGIANT SLR1(カーボンホイール)が採用。
軽量で走行性能の高いGIANTハイエンドホイールは嬉しいポイント◎

 

今回試乗して一番驚いたのが、今回新登場となったハンドル(GIANT CONTACT SLR D-FUSE Carbon)とシートポスト(GIANT D-FUSE SLR Composite)

GIANTの独自技術であるD-FUSEが更に進化し、軽量性と振動吸収性を高めたモデル。

Advanced SL-Grade Compositeが採用されたDEFY ADVANCED SLシリーズは、エンデュランスロードバイクとしてはかなり硬い仕上がりになっており、スピードという点では評価が高いと言えますが、長時間長距離というライドでは体に負担が大きい。

それを今回進化した「D-FUSE SLR」採用のハンドルやシートポストがエンデュランスロードバイクらしさを演出してくれている仕様。

第5世代DEFYのフレーム性能を振り切った背景には、ハンドルとシートポストが大きく貢献していると言えます!!

 

サドルにはカーボンレールのショートノーズサドル(UNICLIP対応)が採用。
またDEFY専用設計のボトルケージが標準装備。

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GIANT DEFY ADVANCED SL1を試乗した感想

今回は、GIANTより試乗車としてお借りし、琵琶湖の湖北湖東往復のサイクリングしてきました!!

DEFY ADVANCED SL1はエンデュランスロードバイクという位置づけにはなりますが、走行性能は申し分なしといった印象◎
平地であれば、出力の追い足しをしなくてもじっくりと加速してき、巡行35km/h前後を維持。気軽にスピードが出てしまう推進力の高さは驚きです。

同日にDEFY ADVANCED 2も試乗をしたのですが、明らかに推進力の違いがあり、ハイエンドである事をを実感させてくれたと思います。
大袈裟かもしれませんが、ADVANCED 2からADVANCED SL1に乗り換えた瞬間は、ママチャリからクロスバイクに乗り換えた時ほどの感動がありましたね。

 

SLグレードのカーボンが採用されたフレームらしく、反応性も高くキビキビと踏み込め、ピュアロードテイストを感じる仕様
登りでも、するすると登っていく感触が「身体能力が高くなった」と誤認識してしまう程・・・💦

 

そして、ハンドルやシートポストが上半身に優しく。長時間ライドでも手や体への負担はかなり軽減。
おそらくハンドルやシートポストの”しなり”により力が逃げているのだと思いますが、それを感じさせない絶妙なしなり具合は品質の高さを感じさせてくれます!

 

また、タイヤには32cが純正としてインストールされていますが、この太さにより下りでは安心感が高く。しっかりと地面をキャッチしてくれています。

ハンドル+シートポスト+タイヤのおかげで、古くなったアスファルトも新品のアスファルトの様に滑らかに走れるのは、かなりの好印象◎

「下半身には厳しく、上半身には優しい」というと分かりにくい表現にはなってしまいますが

フレーム性能は加速性にフォーカスされ、キビキビと走れながらも上半身への負担を最小限に抑えてくれるロードバイクになっています。

 

実際私自身、上半身への負担がかなり少なかった為、まだまだ走れると誤認識してしまい、途中で足が削がれてしまい次の日にはふくらはぎから背筋に掛け筋肉痛に・・・💦

とはいえ、サイクリングという出来事が改めて楽しいと感じさせてくれたモデルであるのは確かです。

冒頭でお伝えした通り、発表から試乗車が届くまでの間、楽しみで仕方なかったモデルでしたが、期待を裏切らない満足度の高いモデルになっていました!!

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GIANT ADVANCED SL1のまとめ

レースバイクのカーボンを採用したフレームで抜群の推進力

新規格SLR D-FUSEのハンドルとシートポストで抜群の振動吸収力

ブルベ等で、長距離長時間のライドをしっかりと走り切りたい人向けのハイエンドモデル

コレだけのフレーム性能と高グレードのパーツアッセンブルが採用され99万円は、高コストパフォーマンスと言えます。ただ、GIANTが推奨する「完成車」となっており、カスタム余地が価格面含め少ないのが個人的感想としてありますね。

サドルが合わない、ハンドル幅が合わない、ホイールはお気に入りがある・・・等々といったユーザーの場合99万円からプラスでカスタム費が必要となります。

私自身はDEFY ADVANCED SL1のコーディネートに対して多くの不満は無かったですが、全員がそうであるとは言えませんね。
その為、このクラスになってくるとメーカーの推奨するコーディネートが、ユーザーにとって満足がいっていればコストパフォーマンスに優れているとなりますね!

ただ・・・DEFY ADVANCED SL1はエンデュランスロードバイクとして、かなり満足度の高いモデルであるのは間違いないと思います!

 

 

ちなみに・・・GIANTのカーボンロードバイクでは「PROPEL」「TCR」「DEFY」の3車種がありますが
・PROPEL(エアロロード)・・・35km/hを超えたあたりから本領発揮してくるレースバイク。
・TCR(オールラウンド)・・・平地、ヒルクライムなど万能に活躍するレースバイク。
・DEFY(エンデュランス)・・・上記2車種のレース思考モデルとは違い、長時間長距離のライドを目的としたロードバイク。
と、上記の様な違いがあります。同じロードとは言えコンセプトの違いがあります。

\PROPEL TCRはYoutubeでも紹介中/

今回、DEFY ADVANCEDシリーズを紹介するにあたって、「PROPEL」「TCR」「DEFY」のどれが欲しい?とスタッフ間で相談していた時に出た話題で「年齢による考え方の違い」もあるとありました。

超高速域を維持するエアロロードは、やはりレース思考が高く、より速くの気持ちが強い若い層に人気が高いが、のんびりとしたサイクリングには向かない。PROPELは解りやすい存在といえます。

オールラウンドのTCRは万能型のレースモデルでありながら、ロングライドが出来ないという事はない。昨今のTCRの性能はかなり高く、エンデュランスの乗り方も十分楽しめる。となった時にDEFYの必要価値とは??となる。その際の結論として「年齢による考え方の違い」がありました。

TCRは、オールラウンドと言えどもレースモデルであり、ある程度の身体能力を要求してくる。その為「まだまだオレは走れる」という啓発的な思考が必要になる。
DEFYは、エンデュランスロードバイクとして、ライダーへの負担を最小限にしてくれ、乗り心地が抜群に良い。そういった面では、包容力の高いモデルと言えます。

その事から、ユーザーの志向性の違いで相性が決まってくるのでは?と感じます。

私自身は、「競技としてロードバイクを乗りたい」ではなく「気の合った友人と健全な遊びとしてロードバイクに乗っていきたい」と考えるとDEFYが良いんだなと腑に落ちる部分がありました。

ご参考いただければ幸いです!

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