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都会とアウトドアをシームレスに遊べるモダンATB「tern GRIT(ターン/グリット)2026」カスタムしてみました!

店舗:五条東洞院店
カテゴリ:

– 目 次 –
  1. 「モデル、価格、サイズについて」
  2. TERNというブランドについて
  3. GRITのコンセプトと構成要素
  4. 「個性的なtern GRITのインプレ(乗り心地)」
  5. まとめ ― 使うほどに愛着が増すバイク

通勤・通学の舗装路(アスファルト)だけが、自転車に乗る道じゃないですよね?

賀茂川の河川敷、そして時には林道を散策してみたり。

一分一秒のスピードに囚われず、日々の生活と、ちょっとした冒険のあいだを行き来する。

そんな“オールラウンダーな自転車”を探している人にこそ、この米国のブランド~TERN「GRIT」~はオススメです!

今回はそのGRITをベースに、BROOKSのサドル、Carradiceのパニアバッグ、MKSペダルなどを組み合わせ、

街乗りにも自転車冒険にも馴染む・使える。そんな一台へと仕上げてみました!!

一見シンプルだけど、乗れば乗るほど味が出る。金属のぬくもりを感じるクロモリフレーム。

油圧ディスクブレーキ標準装備。ブラック&シルバーパーツをmixさせたクラシックとモダンが同居するパーツ構成。

「自転車って、こんなに自然体でいられるものなんだ」と思わせてくれるそんな一台です!

都会とアウトドアをシームレスに遊べるモダンATB「tern GRIT(ターン/グリット)2026」カスタムしてみました!


\エイリンYouTubeチャンネルでもGRITをご紹介中/


tern GRIT(ターン/グリット)限定カラーモデル、価格、サイズについて

販売価格:¥97,900(税込)

限定カラー:Thunder Green、Dry Ground、IRON

フレームサイズ(C-T):適応身長目安:460mm /165cm~175cm、500mm /170cm~180cm

~メーカーHPはこちら~

~スペック~

SPEEDS:1×9
WEIGHT:12.3 kg
FRAME SIZES:460/500 mm
SUGGESTED RIDER HEIGHT:460:65-175cm / 500:170-180cm
FRAME:Tern x Kitt Design, Chromoly double butted, tig-welding
FORK:Hi-tensile straight fork
STEM:Forged alloy BMX, ø28.6, 48mm
HANDLEBAR:Kitt custom / Low Rise BMX bar steel CP, ø22.2, 680mm
SEATPOST:Forged Alloy, ø27.2 / 300mm
BRAKE:Tektro, Hydraulic Disc Brake HD-M275
WHEEL:Kitt Custom, Crow 1.8 for Disc, 18mm Height, F:32H, 100mm / R:32H,135mm
TIRE:KENDA, Small Block Eight, 26×1.95, F/V
SHIFTER:Shimano, SL-U4000-9R, CUES, 1×9-spd
REAR DERAILLEUR:Shimano, RD-U3020, CUES, 9 spd
CRANKSET:Kitt Custom Narrow Wide Crank, 40T
CASSETTE/FREEWHEEL:Shimano, CS-LG300-9, CUES, 11-36T ,9 spd.


”TERN”というブランドについて

フォールディング(折りたたみ)バイクの元祖・DAHON(ダホン)から独立し、2011年にアメリカで誕生。

創業から十数年の若いメーカーながらも、その~自転車のことを熟知した~確かな作りこみからすでに世界中のピュアサイクリストから高い信頼を得てるブランドです。

“Sustainable mobility for a changing world.”(変わりゆく世界に、持続可能な移動手段を。)

都市に生きる人々が「クルマ以外の選択肢」を気軽に持てるように。移動をもっと自由に、もっと快適に。

TERNのバイクには、そんな思想が通底しており、TERNがラインナップするどのモデルにも共通するのは、「実用性」と「デザイン性」との絶妙&高次元なバランスがあります。

もともとは(今もなお)フォールディングバイク(折りたたみ自転車)の分野で高い評価を受けてきたTERNですが、

ブランド誕生から4年後の2015年、進化した新世代アーバンバイクとして、フォールディングラインとは別に“ROJI BIKES”シリーズを開始。

Ternの第二世代が幕を開けます。

日本人による日本人のための作品を生み出すべく結成されたデザインチーム・Kitt designとのコラボレーションにより、

カルチャー、ファッション、ライフスタイルなどのエッセンスを取り込みむことで誕生したのが「ROJI BIKES」シリーズ。

都市生活での利便性が高いクロスバイクやミニベロを、その鋭い感性によって挑戦的でスタイリッシュなバイクへ昇華させ、体現化しています。

街乗りに適した仕様で、扱いやすく、実用的。それでいて都会的で美しく&カッコいい。

今回紹介するGRITもその代名詞的存在といえるのではないでしょうか?

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GRITのコンセプトと構成要素

TERNがGRITに込めたコンセプトは、「Everyday Adventure(毎日の中にある冒険)」

街乗りで日常の足として、しっかり走る。でも、ふと気が向いたらそのままオフロードのある郊外へ。キャンプ場や林道に入っても、気負わずに楽しめる。

日本人の体型やライフスタイルにフィットし、敷かれたレールを走るのではなく、その小さな勇気が自由を生み出すオールラウンドで楽しめる一台。

そんな思いを形にするため、GRITには以下のような設計思想が込められています!


■ クロモリフレームの心地よさ

細身で頑丈。そして美しいパイプワークが特徴のクロモリスチールフレームが採用。

アルミやカーボンと違い、金属そのものが“たわむ”ことで、しなやかに&路面からの振動を吸収してくれます。

長時間乗っても疲れにくく、ペダルを踏み込んだときのしなり感が心地いい。

この「鉄の優しさ」は、スペック表には現れないが、実際に走ってこそ感じられるものです。

直線的&シャープなフォルムもクロモリの特徴的な点。

シンプルなルックスは、時代の移ろい・流行に左右されないスタイルがあり、その素材が持つ特徴ふくめ 飽きずに長く付き合る、というメリットもあります。


■ MTBとグラベルバイクのハイブリッド的ジオメトリー

GRITのフレームは、 MTBとグラベルバイクのハイブリッド的ジオメトリーを採用。

悪路走行も想定し、BBドロップ50mmと高めに設定しつつ、420mmの短めのチェーンステイとの相性によって走行時に車体をコントロールしやすくなっています。

シートステーとシートチューブの接合位置も低めにすることでリア三角を小さくし、シートステーからサドル座面までの距離を稼ぐフレームデザインから、

リア剛性を高めると同時に、サドルへの路面衝撃を緩和する狙いが汲み取れます。

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■フレーム&フォーク各所に用意される豊富なアイレット

グラベルとMTBのハイブリッドということもあり、フレーム&フォーク各所には、バイクパッキングツーリングにも嬉しい豊富なダボ穴が用意。

フレーム内Wボトル台座、前後エンド部やシートステー上には勿論、「ダウンチューブ下側」フロントフォーク(3ボルト)」と積載能力抜群仕様〇

キャリアやフェンダー、カーゴケージなど必要に応じたユーティリティギアがスマートに取り付けることが可能です。


■センタースタンド台座

フレームには、駐輪時、車体を直立させる際に最適な「Wレッグセンタースタンド」を取り付けれる「センタースタンド台座プレート」が溶接されています。


■26インチホイール+1.95インチワイドタイヤ

GRITが採用するタイヤサイズは26×1.95″。

所謂通常の街乗り用自転車のタイヤ幅よりも太めのタイヤを履かせることでクッション性と安定性、そして荒れた道での走破性を確保しています。

高速域での巡行性のみでいえばより大きな27.5インチ、29インチなどに軍配があがりますが、それよりも少し小さい26インチを採用することで、出だし・漕ぎ出しの軽さを用意。

見通しの悪い交差点・信号など、ストップ&ゴー(減速~加速)が多い街中では有効といえるタイヤサイズが採用されています。

因みに標準採用タイヤはKENDA “Small Block Eight”。舗装路での転がりも軽く、グラベルではしっかりグリップ。

かの有名なMTBライダー:ジョン・トマックが手掛けた、まさに「オンとオフの間」を走るためにデザインされた名作タイヤです。

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■ 油圧ディスクブレーキ搭載

GRITがただの見掛け倒し・復古主義にとどまっていないポイントとして、リムブレーキではなく油圧ディスクブレーキが標準採用されている点は見逃せないポイント。

雨の日や手のかじかむ寒い日でもしっかり&安定した制動力を発揮する油圧式は、パワフルなブレーキングを提供します。

交通量の多い街中では勿論、林道での下り区間・手のかじかむ寒い冬の時期などでも嬉しい機能です。


■ リラックスポジションのクランカーハンドル

GRITの印象的なハンドルには、オールドスクールライクな、Low RiseのBMXバーが採用。

通常のBMXハンドルよりも少し低くライズした形状のハンドルは、フラットバーハンドルよりもハンドル位置が高くなり、

前傾姿勢にならず、ゆったりとしたポジションで、視界が広く安全です。


■SHIMANO CUES 1x9SPEEDギア

フロントチェーンリグには、余分なチェーンガードが無くともチェーン脱落の心配をなくすナローワイドチェー ンリングを採用。

ディレーラーには、Shimano, CUES 9速 RD-U3020を。スプロケットにはCS-LG300-9, CUES, 11-36T  仕様を標準で用意。

街中では最適なギアを用意しておりますが、グラベルをしっかり攻めたい方なら、

リアディレーラーをRD-U4000に。 11-41T, 11-46Tのスプロケットに変更することもおすすめですね!

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カスタム内容 ― 個性と実用性の融合

今回のGRITは、ベースのポテンシャルをさらに引き出すため、下記6つのポイントのカスタムを施しました!


■ BROOKS レザーサドル

まずは英国老舗「BROOKS(ブルックス)」のレザーサドルのB17スタンダード

独特のクラシック感と、革が馴染んでいく~育てる~楽しみ。

新品のうちは少し硬いですが、その天然素材ならではの味わいは勿論のこと、乗り込むほどに体型にフィットしていく。

この“育てるサドル”こそ、長く付き合う楽しみの一つでしょう!

レザーの質感が、クロモリフレームとの相性も抜群。

金属と革。互いに有機的な素材で、時を重ねるごとに味わいを増していく素材の組み合わせが、このGRITの世界観をさらに深めていけるのではないでしょうか?


■ RINDOW TARUGATA グリップ

次に、ハンドルまわりには昔のモーターサイクルに使われていたグリップを彷彿とさせるRINDOW TARUGATAグリップを採用。

採用したのはPVC仕様となっており、使用にともなうグリップあるある「ねとねとしてくる」問題も起こりにくくなっております。

半透明のブラウンがBROOKSサドルとの相性も良い感じにまとまっていますね!


■ MKS ペダル

ペダルには信頼の国産ブランド「MKS(三ヶ島製作所)」のLAMBDAをチョイス。

クロモリシャフトの滑らかな回転と、堅牢でメンテナンスしやすい構造。

日常の短距離ライドから、荷物を積んだロングツーリングまで、しっかり足元を支えてくれる。機能性とデザインの両立が、やはりMKSの強みです。

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■ Carradice Super C パニアバッグ

そして今回の最大のカスタムポイントは、Carradice(キャラダイス) Super C パニアバッグ。

イギリスのツーリング文化を支えてきた老舗ブランドで、この「Super C」シリーズはコットンダック素材による耐久性と防水性の高さが魅力。。

片側だけでも使え、工具不要で着脱でき、容量も十分。街ではクラシックなアクセントとして映え、キャンプや輪行にも対応する“万能バッグ”。

このバッグを装備した瞬間、GRITのキャラクターは“街のバイク”から“旅する相棒”へと変わるでしょう。


■ADEPT All-Purpose Cage

通常のボトルケージは、ボトルのサイズに合わせて作られていますが、こちらは Ø51~120mm径とホールドする物に応じて、ダイヤルで自由自在にサイズを変更可能なボトルケージ。

通常のドリンクボトルは勿論のこと、大径のナルゲンボトルや、画像のようにバッグ内にいれたくない”雨具”などの積載も可能です。


■Wレッグセンタースタンド

前述の説明にありましたが、GRITにはセンタースタンドを取り付けれる台座プレートが用意されています。

用意したのは駐輪時、車体が斜めではなくまっすぐに自立する「Wレッグ」タイプのスタンド。

今回のようにパニアバッグを取り付けた際、片側のみ両側とわず、車体が倒れやすいのは否めませんが、このように両足の場合だとしっかり自立してくれて安心です。

今回はコストパフォーマンスのよいGIZA製を用意しましたが、レッグ部が全て金属製でかっこよいESGE製もおすすめします。


全体としての仕上がり

カスタム後のGRIT。まさに“街とアウトドアの境界線”に立つようなバイクになりました!

舗装路を颯爽と走るときも、ふと見つけた脇道に気軽にハンドルを切るときも、このバイクならどちらも自然に楽しめる。

見た目の落ち着いた色味、パーツの素材感、どれを取っても派手ではないが、一つひとつの選択に「使う人のライフスタイル」を感じさせます。

BROOKSのサドルが経年変化で深い飴色に変わるころには、きっとCarradiceのバッグにも使い込まれたシワが刻まれているでしょう。

フレームに刻まれていくキズはもはや味・使用の歴史そのもの。

そうして“自分だけの一台”に育っていくのだと思います!

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まとめ ― 使うほどに愛着が増すバイク「TERN GRIT」

TERN GRITは、単なるクロスバイクでも、古き良きMTBの単なる復刻モデルでもありません。

それは、“都市生活者のためのアドベンチャーバイク”という新しいジャンルのようにも思えます!

日常を快適にしながら、少しの好奇心があれば、そのままどこへでも行ける。そんなMTBの始祖ATB~オールテラインバイク~を現代の解釈をもってブラッシュアップさせた~今な一台~!

標準仕様のままでも充分楽しめる一台ですが、

BROOKS、Carradice、MKS、RINDOWといった信頼あるブランドのパーツを組み合わせることで、

単なるノリの良さ・見た目の良さだけでなく、高い実用性含めたカスタムを楽しめる「自転車との暮らし方」そのものをアップデートできる。そんな一台です!

コミューターベースに仕上げていくも良し。なんならドロップバー仕様にして長距離旅モデルに仕上げていくのも面白そう!

毎日の通勤が、小さな冒険に変わる。休日のライドが、もっと自由になる。

このGRITが、そのきっかけになってくれたらうれしいです!

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