アメリカ・カリフォルニア発・次世代カーゴバイク【ATMOSE(アトモーズ) Haul’r P1】が描く~自転車の新しい日常~
こんにちは!京都市下京区、市営地下鉄・五条駅近くの自転車店「サイクルショップエイリン五条東洞院店」です!
当店では普段使いの自転車から、スポーツバイク、電動アシスト自転車、キッズバイクまで、様々なタイプの自転車を提案・販売しています。
アメリカ・カリフォルニア発・次世代カーゴバイク【ATMOSE(アトモーズ) Haul’r P1】が描く~自転車の新しい日常~
自転車に乗ってるとき「もっと荷物が積めたらいいのにな…」なんて思ったことってありませんか?
・愛犬と一緒にサイクリング、・コストコやホームセンターでの大物買い出し、
・がっつり道具積んでアウトドアキャンプライド、・ウーバーイーツの配達 etc…
車はそもそも維持費がかかるから所有しないけど、「自転車でもうすこし多くの荷物を運べたらな~」なんてシチュエーションは生活の中でも結構あるのではないでしょうか?
そんな方にピッタリなのが、荷物を運ぶために設計・製造された運搬用自転車「カーゴバイク」です。
そのインパクトあるルックスの中には、普通の自転車生活の範疇では味わえなかった・想像してこなかった~新しい自転車のスタイル~が。
そんな「カーゴバイク」に新たな選択肢が日本に上陸しました!
それが、今回紹介するアメリカ・カリフォルニア発 ATMOSE(アトモーズ)からリリースされたカーゴバイク、Haul’r P1(ホーラー P1)です。
本モデル、専用設計されたフレームの構造 & 信頼感あるパーツ構成含めたこの内容で「完成車価格:¥330,000(税込)」と、
フルサイズのカーゴバイクとしては他ブランドに比べ圧倒的にリーズナブル!!
しかも他社にはないカーゴ部をコンパクトにできる「折り畳み式カーゴシステム」を搭載しており、都会暮らしでの狭い駐輪スペース問題にもしっかりコミット。
まだまだ日本にはいってきて間もないモデルで、殆ど認知されていないこのATMOS、
今回はその内容・実力を、スペックやインプレッションを含めて深掘りしてみます。
因みに、実際このバイク試乗いただけるイベント「ワンちゃん試乗体験会(期間:11/1~11/30)」も開催中です!
ペット愛好家&自転車好きの皆さんは要チェックですよ!
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モデル名・スペック・サイズ・価格
販売価格:¥330,000(税込)
カラー:グレー、グリーン 、レッド
フレームサイズ(C-T):適応身長目安:440mm /150 – 185 cm
車体サイズ:196×60(27.6)x107cm
車体重量:23kg
バスケット/カーゴ最大荷重:35kg
~スペック~
タイヤサイズ:Front 16*2.4,Rear 20*2.4
変速数:1x9speed
ペダル:あり
フレーム:6061アルミ
フォーク:STEEL
クランクセット:Shimano Deore FC-M5100-1 32T 170mm
BB:N/A
Fメカ:
Rメカ:Shimano Sora RD-R3000-SS
シフター:Shimano Sora SL-R3000
スプロケット:Shimano CS-HG400-9
ブレーキレバー:Shimano BL MT200、油圧式ディスク、
ブレーキ:Shimano MT200、油圧式ディスク、フラットマウント、ローター:Tektro F180 R160
タイヤ:Innova Front 16*2.4″,Rear 20*2.4″
ホイール:F/12×100 Thru Axle Front Hub、R/9×135 Quick Release 、P25DE Double Wall Rim (32H Front/36H Rear)
ハンドル:UNO-HBTRI φ25.4*φ22.2*W600
ステム:UNO 15° 25.4mm*45mm
ヘッドセット:Neco Bearing Threadless
サドル:SR-VIENTO
シートポスト: Promax alloy 450mm
コチラの動画での車体は国内未展開の電動モデルとなっております。
都市部での使用も想定にした ~次世代カーゴバイク~
まずこのHaul’r P1の非常に注目すべき点は、都市部の生活にフィットする「軽量設計+コンパクト設計」がなされているところです。
車体サイズ「全長:196 × 幅:60 × 高さ:107 cm」という大きさは、勿論通常の自転車よりも大きく、普通自転車の規定こそ超えていますが、
独自の「折り畳みカーゴシステム」を用意してること含め、
がっつり荷物を積めるように専用設計されつつも、他社同類のカーゴバイクと比較的してもコンパクトなサイズ感。
実際公式サイトでも「軽量で耐久性に優れたフレームを採用し、都市での移動をより自由で快適にするカーゴバイク」と明記しているよう、
特に60 cmという車幅は、日本の都市部における駐輪場スペース(一般的な自転車用スペース)や道路事情を考えると、非常に工夫された寸法です。
カーゴ部のサイズは、
●上部サイズ:長さ 620mm × 幅 600mm(折りたたみ時の幅:276mm)、●底部サイズ:長さ 485mm × 幅 365mm、●深さ:400mm とかなり大容量なもの。
カーゴ部の耐荷重は、max35kgとなっており、画像のとおり、通常の自転車では想定できない、大型犬や沢山の荷物を積載しての乗車が可能です。
前方の大容量カーゴスペースを確保するべく、普通の自転車と違ってハンドルの位置から前輪までが離れた設計に。
カーゴバイク特融の「リンク式ステアリング」が採用されており、車体下部に備わったアーム(黒い棒)で、ハンドル⇒前輪までのステアリングを連動させています。
通常の自転車よりも前方に前車輪があるため、乗り初めでカーブを曲がる時などは、おお~~と不安感ありますが、フレームの高剛性な構造も手伝い、安心感・操作性を向上させている印象です。
狭い道での走行、省スペースでの駐輪を可能とした「折り畳みカーゴシステム」
また、Haul’r P1のカーゴバイクとしての大きな特徴は、ブランド独自の荷台(カーゴスペース)の「折り畳み」機構によって、走行時は勿論、駐輪・保管時のスペース負担を軽減している点です。
カーゴ部がフルオープンの状態で幅:60cmのところ、折りたたんでしまえば28cmの幅までに縮小できます。
つまり、荷物をたっぷり積める大型カーゴスペースを備えつつ、折りたたむことで、
実際の走行時も外部と接触しずらく、駐輪場や玄関、自宅ガレージなどでも置き場が確保しやすい。というこの両立がポイント。
日本の都市環境では「道幅が狭い」「駐輪スペースが小さい」「軒下におけない」「アパート玄関に入れたい」というケースに対応できるこの折り畳み+コンパクト化という設計は、
従来のカーゴバイクが「積めるが大きすぎて置き場に困る」「都市では使いづらい」という課題を克服するためのキーであり、Haul’r P1の大きな魅力のひとつです。
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「ハイコストパフォーマンス」各パーツ詳細・使用背景/必要に応じたバランスよいスペック
冒頭にも触れましたが、このHaul’r P1。カーゴバイクとして実にコストパフォーマンス高いのも特筆すべき点。
車体最大積載重量120 kg(ライダー込)となっており、ライダー+荷物+カーゴという実用シーンをしっかり想定した安心のフレーム設計。
かつ本モデルの使用背景をしっかりと想定に必要な、とてもバランスの良い規格・パーツ類で構成されており、けっして過剰な機能性⇒高額になりすぎず。
その設計思想ともに「強くて使える」「街にフィットする」バランスを丁寧に取っているモデルだと感じました。
●6061アルミフレーム
フレームには、スポーツバイクに採用される定番ともいえる6061アルミ素材を採用。
スチール製よりも強度は落ちるものの、とはいえ大口径を採用することで充分に強く、そしてアルミ素材ならではに軽く、耐食性に長けており、自転車だけでなく様々な産業分野で広く使われていまる名素材です。
因みにこのアルミ素材が車重全体に寄与しており、本モデルの完成車体参考重量は23kgと、カーゴバイクというこのサイズ感の車体としては充分に軽量な部類にはいります。
サイクリングに嬉しい ボトルケージ台座が用意されているのも嬉しいポイントですね!
●タイヤサイズ:16×2.4″(前)、20″×2.4″(後)
タイヤサイズが、16×2.4″(前)、20″×2.4″(後)と、変則的な前後異形サイズ構成も興味深いところ。
前輪を小さくすることで旋回性を、また後輪を20″にすることでで漕ぎ出しの軽やかと機動性さを確保し、また2.4″幅と太目を採用することで安定性を稼ぐという設計思想が見えます。
タイヤサイドには夜間走行も安心なリフレクター仕様となったホワイトラインが配されたものが採用されています。
因みにエンド規格は、リアは9x135mmクイックレリーズを、フロントのみ12mmスルーアクスル規格が採用。
本格的なスポーツバイクなら前後ともスルーアクスルが良いとも思えますが、本カーゴバイクのキャラクターならフロントのみでも充分な仕様。
むしろコストを抑えつつも、ブレーキング時の負荷がかかりやすいフロントのみ強固なホイール固定システムを用意し、コストバランスをうまく図っていることが好印象ですね!
●SHIMANO 1x9SPEED変速仕様 DEORE +SORAのミックスコンポーネント
クランクには、信頼性高いShimano DEOREを。また変速機には Shimano Sora(9速)を採用。リアディレイラー RD-R3000-SS、シフター SL-R3000。
リアのみ9速というのは、街乗り+荷物積載+時には坂道も、という環境を想定した“適度な変速幅”。
あえてチェーン外れの起因&コストアップにもなるフロント変速をなくしているのも好ポイントです。
●SHIMANO 油圧ディスクブレーキ
ブレーキ回りには、雨天時でもしっかり効かすことができる Shimano 制油圧ディスクブレーキを採用。
ローターサイズをフロント 180/リア160サイズにすることで、荷物を積んだ状態でもしっかり止まれる制動力と剛性が確保されています。
●触感の良いコックピット周り
サドルには、BROOKSやフィジークなど名だたるブランドを傘下に収める世界一大きなサドルブランドとして名高い「セレロイヤル製」のクッション性高いものが採用。このサドル、シンプルに座り心地すごく良いです。
ハンドルは所謂「カモメ型」。ハンドルを握る際、手首の角度が自然になじみ、とても運転しやすい印象です。
●Wレッグセンタースタンド
Haul’r P1には、ある種本モデルの必携パーツといえましょう、フレーム中央部に両足でしっかり車体を自立させることのできる「Wレッグセンタースタンド」が標準装備されています。
インプレッション・実際に乗ってみました!
※以下は筆者の私見を交えたインプレッションです。実物を試乗できる環境があれば、ぜひご自身でも体感をおすすめします。
まず駐輪場から引き出して乗り出した時、「思ったより軽く走り出せるな」という印象がありました。
23 kgという数字だけ見ると「重めかな?」という印象もありますが、車体のバランス・ハンドルの切れ・タイヤの設定がうまくまとまっているため、荷物が無い状態ではまったくストレスなく扱えます。
走り出してすぐ分かるのは、前輪が小さい恩恵で取り回しが軽いこと。住宅街や駐輪場の狭い通路でも、スムーズに方向を変えられました。
リンク式ステアリングという少し特殊な構造で、カーブの時などは慣れが必要ですが、高剛性設計のおかげで「ぐらつき」や「ふらつき」がそこまで気になることも少なく、安心して走れました。
ただ、長さ196 cmという全長があるため、前後に人・自転車・障害物が並んでいる環境では、前方、幅など周りに少し“余裕”を見た走行方が快適です。
因みにダンシングはかなり難しい(笑)。これは鍛錬が必要ですね
流石は油圧ディスクブレーキ。スピードコントロールしやすく&ブレーキも効きが良く、止まる局面でも安心感があります。
また、カーゴ部の折りたたみ機構(折り畳みの仕方はいたって簡単です)を使って駐輪スペースに収めた際、「格納できる」という安心感・使い勝手の良さはかなり大きい印象。
そして何よりこのデザイン・仕様に対してこの価格はとても大きな魅力。
総じて、「荷物+人+街中」というシーンで非常に頼れる1台という印象でした。
まとめ
自転車利用が盛んなヨーロッパ諸国では、多くの家庭や企業が「カーゴバイク」を利用しており、街中で見かけることも珍しくないそうです。詳しくはこちら
昨今は世界中でサステナビリティの考え方が広まっており、特にヨーロッパは環境への意識が高く、下記のようなメリットからカーゴバイクの普及が進んでいる背景があります。
・環境に優しい(CO2の削減)
・免許不要で多くの荷物を運べる
・自動車に比べて初期費用・維持費が安い
・渋滞と騒音の削減に有効
・小回りが利き、都市部での移動時間を削減できる
・災害時の荷物の運搬や人の輸送にも適している
そんなヨーロッパの自転車文化から影響をうけ、アメリカンブランドならではの解釈をもって生まれたのがこの次世代カーゴバイク【ATMOSE(アトモーズ) Haul’r P1】
カーゴバイクなら車のように高額な維持費や駐車場代もかからず、またこの Haul’r P1には、折りたたみカーゴシステムを用意していること含め、スペースの狭い都市部での使用に根差した設計を用意されています。
もちろん、日本の自転車道路法整備や文化としてのリテラシーの面でまだまだ追いついていない現状もありますが、カーゴバイクが街中で日常的に見かけるような時代はそう遠くないのかもしれませんね!!
北米では、都市生活において「運べる自転車」は、ただの移動手段ではなく、“新しいライフスタイルのツール”になりつつあります。
その点で、今回紹介した「ATMOSE Haul’r P1」は下記のような魅力を備えていると言えます。
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フルサイズのカーゴバイクとしてコンパクトな設計(車体サイズ「全長:196 × 幅:60 × 高さ:107 cm」)。 都会でも取り回しやすく、駐輪場にすっきり収まる&走行時の不安解消。
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高い積載性。 最大35kgまでの荷物をしっかり運べるタフな設計。
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折りたためるカーゴシステム。 「大きな荷台=置き場所に困る」という常識をくつがえす。
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デザイン性と実用性の両立。 スタイリッシュさとインパクト。でも確かに“使える”。
日常の買い物、通勤、キャンプ道具の運搬、ペットとのお出かけまで。クルマを出さなくても、自転車ひとつで“行動半径”が広がっていく。
そんな「運ぶ自由」を、Haul’r P1は手の届く現実として提案しています。
街に溶け込む美しい佇まいと、生活を拡張する機能性。単なるカーゴバイクではなく、~暮らしの新しい相棒~として迎え入れたくなる一台。
気になる方はぜひ一度、店頭にて実物に触れてみてください。きっと、あなたの日常にある「自転車移動の定義」が変わるはずです!!
このブログで気になられた方は是非、エイリン五条東洞院店までご来店、またはお問い合わせくださいね。スタッフ一同、お待ちしております~!インスタでも最新情報などアップしています!DMでのお問合せも大歓迎です!
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