【中古ロードバイク】VIGORE CrMo Racer|京都の老舗ビルダーが生んだ“走る芸術品”
今回はVIGOREのCrMo Racerをご紹介!クロモリ車らしくシンプルながらも味わい深いデザイン!
Wレバーやクラシカルなデザインがオタク心をくすぐりまくります✨
ノスタルジーに浸りたい方、スタイリッシュな自転車をお探しの方にオススメな1台です♪
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京都市北区のイオンモール北大路・立命館小学校近くの自転車店「サイクルショップエイリン北大路店」です!
エイリン北大路店は新品・中古自転車一般(ファミリー・シティサイクル)から電動アシスト自転車(ファミリー・シティーサイクル・クロスタイプ)エントリークロスバイクまで幅広く展示しております!
【USED】VIGORE CrMo Racer
エイリン販売価格:¥88,000(税込)
カラー:レッド
フレームサイズ:550(適応身長:175~185cm)
タイヤサイズ:700×25C
変速:2×9速=18速
※ペダルは別売となっています。
メイド・イン・京都のクラシカルなクロモリロード
1929年、京都の山端にて創業の片岡自転車商会が1968年に立ち上げたオリジナルブランドが「VIGORE」です。
「効率」ではなく「豊かさ」「愉しさ」を重視し、道具として乗り手に長く寄り添える自転車を作り続けています。
90年以上も京都という一つの土地で自転車と向き合うことで培われた確かな技術と信念を持った、まさに老舗という言葉がピッタリのブランドですね✨
CrMo Racerは1992年から登場したモデルで常にアップデートを繰り返しながら現在に至るまで販売されているベストセラー商品!
今回紹介するのは2008年モデルですが、10年以上前の自転車というのが信じられないほどシンプルながらも完成されたデザインといった感じです。
スペックの上昇を追求してその年ごとに大きく姿が変わる自転車もある中で、CrMo Racerは1980年代から大きな設計変更はないというので驚きです。
基本的なシルエットはそのままに細部を段階的に変更していく様子はどことなくですが、年月の経過で自然が姿を変えていくようにゆったりとした余裕を感じます。
まさにVIGOREの掲げるコンセプトをそのまま形にしたような1台ですね♪
スッキリとした美しいフレームにクラシカルな魅力に満ちたパーツ構成
CrMo Racerの全体を見たとき、まずフレームの溶接部に目が行きました。
TIG溶接を用いることでスッキリとした見た目になっており、もはや芸術品と言っても差し支えないレベルです✨
ラグ溶接の無骨な感じも好きですが極限までシンプルさを突き詰めたこのフレームの美しさときたら、もうたまりません。
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またTIG溶接を採用することで重量が控えめになるほか熱を加える範囲も少なくすみ、フレーム素材の変質リスクも抑えられるのだとか…
さらに修理や補強がしやすいという特徴もあるため、1台の自転車を長く楽しみたいという方にもオススメです!
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ドライブ周りは現在では結構珍しくなったように思われるシルバーのパーツを採用。
50×34Tのコンパクトクランクと11-28Tのワイドスプロケットの組み合わせを採用しており、
街中の移動からロングライドまで幅広く活躍できるようになっています。
5アームクランクである点も個人的には推しポイント♡
前後のディレーラーは4500番台のティアグラで統一されており、変速の精度は申し分なし!
ところで、肝心のシフトレバーはというと…
なんとWレバー!ブレーキと一体型になったSTIが主流になっている昨今において、あえてのWレバーです。
このシブいパーツチョイスには往年のローディーたちも思わずニヤリとしてしまうのではないでしょうか?
しかもグレードはDURA-ACE。「俺の愛車、DURA-ACEついてんだぜ!」なんて一度言ってみたいものです。
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前後のブレーキキャリパーもティアグラでシルバーカラー。これまた非常にCOOL!
撮影時はこれ以上ないほどの晴天だったため、もうビッカビカです。
ブレーキの効きも見た目の良さに引けを取らないくらいに良好です。
実際に乗ってみた感想
続いて今回この記事を執筆するにあたって、軽く試乗を行った際の感想を述べさせていただきます。
私は普段アルミのロードバイクを愛用しており、クロモリ車には両手で足りるほどの回数しか乗ったことがありませんでした。
そんな少ない経験の中でも、このVIGORE CrMo Racerは間違いなく最も満足度の高い1台でした。
クロモリらしいしなりや柔らかさを十分に感じられて振動吸収性も良好、乗り心地が良いというのは勿論ですが、
「フレームのしなりを推進力に変える」この点が他のクロモリ車よりも特に優れているように感じられました。
踏めば踏むほどグイグイ進み、試乗でなければそのまま気のすむまで遠くへ走ってみたくなるほどでした。
ホイールは現在主流のものよりリム内径がやや狭く、それによる乗り心地の違いも興味深いものでした。
タイヤサイズは700×25Cでしたが、実際計ってみると23C相当の幅になっており、かなりシャープで競技車らしい走行感が味わえました。
ポジションはかなり前傾気味で、Wレバーの操作には少し戸惑いもありましたが、むしろその不便さが
走りへの集中を促してくれるような感覚もありました。そして何より、この自転車が醸し出す雰囲気には抗いがたい魅力があります。
時には便利さや効率をかなぐり捨ててでもノスタルジーだったりロマンだったりに浸るのも悪くないと思わせてくれて、
「道具としての正しい進化を追求する」というVIGOREの掲げる自転車への哲学を存分に感じさせてくれる、味わい深い1台でした。
VIGORE CrMo Racerのまとめ
①芸術的に美しい溶接処理!まさに「走る工芸品」
②実用性を確保しながら所有欲も満たしてくれるパーツ構成!
③クロモリ特有のしなりでグングン進む!乗っていて楽しい1台♪
今回は発売当初から変わらない面影を残しつつもアップデートを常に繰り返してきたクロモリロード、VIGORE CrMo Racerを紹介しましたがいかがだったでしょうか?見た目も性能も文句なしで、ブログを書きながら本気でクロモリロードの購入を考えるほどに魅力にあふれた1台であったと思います。実際に試乗していただく事もモチロンOKですので、気になられた方は是非エイリン北大路店までお越しください!!
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